image1 image2 image3 image4 image5

Welcome To WILD LIFE|We Love The Outdoors|Enjoy The Beautiful Nature With Us

カヤックフィッシング 〜ターゲット・ヒラマサ〜

カヤックフィッシングで、マニアBと前々から「ヒラマサ釣りたいよね。」と言っていた。

過去一年、あらゆる魚種を釣ったが、釣りの人気魚種“ヒラマサ”は、どこでどう釣ればよいのかよく分からなかった。萩の大島でヒラマサが釣れるとの情報を得て、カヤックで大島に行き周りを攻めてみたことも何度かあったが、全く反応もなく、まるで釣れる気がしなかった。
バックカントリーのシーズンも終わり、カヤックフィッシングのシーズンインにあたり、マニアBとターゲットをヒラマサに設定した。

4月12日、まずは前から気になっていた角島を攻める。角島の西側に走る海底断層が急な駆け上がりとなっていて、角島から少し沖に出るだけで、水深50mにも達する。カヤックにとってここは最高のジギングポイントであり、きっと青物が回遊しまくっているに違いないと勝手な妄想を抱きながら。
豊北近辺は、白い砂浜に透き通った海水で、エメラルドグリーンの海がとても美しく、カヤックに乗っているだけでもとても爽快だ。
しかしその爽快感とは裏腹に、その辺りを攻めるもアタリはない。魚群探知機に反応もない。そうこうしていると、波風が出てきたので早々に切り上げざるを得なくなった。
不完全燃焼の我々は、響灘沿いに南下し、ポイント開拓に励んだ。カヤックで出航でき、ヒラマサが釣れそうなポイントを。
あちらこちらの海岸に車を停めては海を眺めた。地図を見て、現地を見て、場所によっては出航した。しかし、ここだというポイントは発見できなかった。
そんな中、とある海岸でマニアBは犬のウンコを踏んでしまった。『これで運がツキましたね。』なんて言いながら、この運で良いヒラマサのポイントが発見できる事に期待しつつ、マニアBはサンダルの裏に着いたウンコを海水で洗っていた。
しかし、マニアBは苦悩していた。サンダルの裏の溝にハマっているウンコが中々取れないのだ。ウンコでなければ爪でかき出せるがそうもいかない。だからと言っていい加減に済ませる訳にもいかない。小さな棒で溝掃除をするも広範囲の溝を埋めたウンコの処理は気が遠くなる作業なのだ。
ここでマニアBは決断し「末ちゃん。俺の車から歯ブラシを持って来て。」と言った。日頃、自分の口の中を清潔に保つツールでウンコを洗う決断をしたのだ。もちろん、歯ブラシはその後は廃棄だが、何となく気持ちの良いものではない。
俺も悲しいがやむを得ない決断だと思い、マニアBの車へ向かおうと振り向いたその時だった。目の前に漂着した歯ブラシを発見した!
何て事だ!これ程ジャスト・イン・タイムに欲しい物が目の前に転がっているなんて!滅多にある事ではない。
マニアBは、もう、運を使ってしまったのだった。

4月18日、今度は角島大橋辺りを攻めてみることにした。しかし、やはり気配を感じない。「やっぱりヒラマサは向津具じゃろ!」と再び早々に切り上げ、その足で向津具半島へ向かった。
向津具半島には川尻岬があり、ここはヒラマサのポイントとして有名である。また、半島の内側、油谷湾でもヒラマサの釣果が上がっているとの情報もある。
向津具半島の日本海側のとある海岸にたどり着き、カヤックを屋根に載せた車から降り、海を眺めた。そこには釣り人が一人と地元民らしきおじさんが一人いた。
地元民らしきおじさんは、我々に向かって近付いて来て「あんたら初顔じゃね。」と語りかけてきた。その言葉はカヤックを見ての言葉であることは想像に難しくなく、我々も「ここはカヤックで出る人が多いん?」と聞いた。
このおじさん、話し好きでここの海岸の釣り情報にやたらと詳しい。長々と話をしたが、要は、遠方からわざわざ来てここからカヤックで出航する人が何人かいて、しかも、ヒラマサをよく釣って帰るというのだ!
やっと見つけた!ここだ!ここが我々の探していた楽園だ!マニアBと固く握手を交わし、ヒラマサポイントを探す旅の終焉を喜びあった。
しかし、この日は時間もなく、風も出てきていたので、はやる気持ちを抑え出航は諦めた。

5月2日、いよいよあの海岸から出航する。空が明るくなった頃、現地に到着した。海岸にはあのおじさんがいた。「やあ。来たね。」と。そして、最新の情報も交えながら色々と教えてくれた。どうやら、最近、少しづつ魚の活性が上がってきているようだ。
そしてマニアBと出航した。まずはヒラマサの居そうな所を探りながら少し沖に出て見た。すると、時々、魚が水面でバシャっとしている。単独で群ではなさそうだ。“ヒラマサだ!”ヒラマサに関しては知識も経験もないが、情報証拠と希望でそう思った。
魚がバシャっとした辺りにすかさずトップウォータープラグ(水面に浮かぶルアー)を投げた。ルアーを巻いていくと、ルアーの後ろの水面がモァっと盛り上がる。ヒラマサがルアーを追っていて、その推進力で背中が水面を盛り上げているのだ。噂には聞いていたがなんて刺激的なんだ!そして、“食い付け!食い付け!”と念じる。するとヒラマサはバシャっと頭を横に振りながらルアーに食い付いてきた!“よしっ!”と一気にテンション最高潮かと思いきや、水面に見えるルアーに変化はない。ヒラマサは捕食に失敗してしまったようだ。
日が高くなり始めると、ヒラマサは水面で暴れなくなった。水深15m程度の所でジギングをしていると、時々コツンっとメタルジグに軽い反応がある。海底から巻き上げるメタルジグを一瞬止めてみると、ゴツンっと食い付いてきた。そしてこれまた噂どおりに強い引きで竿を一気にたわませる。“うぉー!来た来た!来たぜー!”と至福の時を迎えた。
上がってきたヒラマサは45cm程度の小さいものだったが、憧れのヒラマサに間違いない!
昼に一旦、昼食のため上陸した。あのおじさんがまだいる。「どうじゃったかね。」と。そして引き続き色々と情報を教えてくれ、「暑いから帰る。」と言って帰って行った。
午後、再度出航し、もう一本ヒラマサを追加してこの日の釣りを終えた。
この日、マニアBにもヒラマサがヒットしたが、残念ながらカヤック手前で逃げられてしまったようだ。
しかし、逃げられたヤツも含め、この日のヒラマサは50cm前後といった小ぶりのものだった。狙いは80cmオーバー。今年も忙しくなりそうだ。
なお、夕方片付けをしていると、あのおじさんが再び現れた。「間に合ってよかった。」と。そして、色々と情報を教えてくれた。このおじさんとの付き合いも長くなりそうだ。

Share this:

CONVERSATION

0 コメント:

コメントを投稿

Wild Life. Powered by Blogger.