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カヤック艤装(テーブル兼ロッドホルダー作成)

カヤックは長さ3mも4mもあるくせに、釣り道具等の置き場に困る。

フィッシンググリップやフィッシングプライヤー、急いでルアー交換する時等の一時的な小物、ちょこちょこ必要になる携帯電話やタバコなどなど、カヤック上にそのまま置くと整理がつかなく使いたい時にスムーズに使えない。
このため、カヤックのオプションにはテーブルが用意されているが、設置すると足の邪魔になったり、邪魔にならない所に設置すると遠かったりする。
また、シート後部の左右にロッドホルダーはあるが、シート前方にもホルダーが欲しい事がある。しかもそのホルダーは、スピニングリールのロッドとベイトリールのロッドのどちらでも使える物がいい。できれば、テーブルとそんなロッドホルダーが一体になっていれば、なおいい。
こんなワガママな要望に応えてくれる商品を探してみたが、なかなかと言うか、案の定と言うか、無い。
無いなら作ってしまおう!ということで自分好みのテーブル兼ロッドホルダーの作成に取り掛かった。


1 完成

まずは、完成したテーブル兼ロッドホルダーをご覧いただき、得意の自画自賛から始める。
テーブルの設置位置は、近すぎるとカヤックを漕ぐことや釣りの邪魔になる。かといって遠くに設置すると、手がとどかない。ところがこのテーブル、RAMマウントで遠からず近からず絶妙な位置、高さに設置できる。
そして、テーブルにはフィッシングプライヤー等を機能的に収納でき、携帯やタバコも置けて、振動や傾きで滑ったり落下したりしないような対策も施されている。また、ルアーやジグ等を引っ掛けておけるステーや、手前裏面には強力磁石が埋め込まれ、ルアーのフックを近づければ瞬時にホールドしてくれる。
加えてロッドホルダーも付加されており、当然、スピニングロッドでもベイトロッドでもホールドできる。
これぞ理想のテーブル兼ロッドホルダーだ。


2 必要な材料及び道具


(1)材料

  • アルミ板 20mm×25mm×3mm
  • アルミ棒 φ6mm
  • アルミ棒 φ3mm
  • RAMマウント 2"x1.7"ベース(AMPSホールパターン)
  • RAMマウント ダブルソケット プラスチックスイベルアーム
  • RAMマウント Tスロットボールアダプター
  • ウレタンシート
  • シリコンチューブ φ8mm
  • ビス M5×10mm
  • 皿ビス M3×8mm
  • 強力マグネット φ6mm(100均で購入)
    RAMマウント
    2"x1.7"ベース
RAMマウント
ダブルソケット
プラスチックスイベルアーム
RAMマウント
Tスロットボールアダプター

(注意)
  • RAMマウントダブルソケットプラスチックスイベルアームは、他のアームパーツでも代用可。それぞれのカヤックへの取り付け位置を確認し、ベストな物を選んでほしい。
  • RAMマウントTスロットボールアダプターは、ターポンのスライドトラックシステム(レール)への取り付けを前提としている。

(2)道具

  • ポンチ & 金槌
  • 電動ドリル
  • ハンドタップ(※) 3mm・5mm
  • 金属用ノコギリ
  • ヤスリ
(※)
ハンドタップとはネジ穴を開ける道具であり、ホームセンターで購入することができる。タップでネジ穴を開けることを”タップを立てる”という。φ3mmのタップを立てる場合、まず、ドリルでφ2.5mmの穴を開け、φ3mmのタップをハンドタップでグリグリ回す。
ハンドタップの使い方は、別途検索してほしい。


3 作り方

作り方はいたって簡単である。
簡単に言うと、アルミ板を加工し、曲げたアルミ棒とRAMマウント2"x1.7"ベースをアルミ板に取り付ければよいだけだ。

(1)テーブル本体の作成

裏面
アルミ板の大きさは、実際の使用を想定しながらお好みの大きさにノコギリでカットする。ここでは、縦約20mm×横25mmとしている。厚みは最低限の強度を保つため3mmが適当だろう。
まず、「RAMマウント 2"x1.7"ベース」の取り付け位置を決める。取り付け位置は、写真では左右位置で中央より右に寄っているが、これは、ロッドをロッドホルダーに置いた場合の重量バランスを考慮してこの位置としている。4カ所のネジ位置にφ5mmのタップを立てる。
次に、フィッシングプライヤー等を差し込むための穴を開ける。写真では左側に縦長の穴が開いているが、この穴のサイズは、自分が使うフィッシングプライヤーの大きさ等を確認し決定する。決定したら、開ける穴の内側に複数の穴をドリルで開け、ヤスリで形を整えていく。
最後に、開いたスペースにドリルでφ6mmの穴を開けまくり軽量化を図る。

(2)ロッドホルダーの作成

φ6mmのアルミ棒を曲げて、ロッドホルダーとなるパーツを作成する。裏面の写真で、ロッドホルダー部分は一本で繋がっていることが確認できると思うが、要は、アルミ棒を写真を参考に曲げてやればよいのだ。
曲げ方は、鉄骨などに曲げる部分を当てながら、「どりゃぁっ!」と勢いで曲げるが、直角に曲げる、均等なカーブで曲げる等、コツと工夫が必要だ。正しい曲げ方は分からない。
次に、ロッドホルダーをテーブル本体に固定する位置を決めて、テーブルと接する部分をヤスリで削り、平らにする。あまり削りすぎると、ロッドホルダー自体の強度に問題があるかもしれないので、φ6mmのうちせいぜい1mm程度。
ロッドホルダーは、M3×8mmの皿ビスをテーブル表面からねじ込み固定するので、この穴を開ける。
まず、テーブル側だが、今一度ロッドホルダーの取り付け位置を確認しテーブルに鉛筆で線を書き、(1)の裏面の写真を参考にφ3mmの穴を5か所開ける。続けて、テーブル表面側に、皿ビスの頭が飛び出ないよう、φ3mmの穴の入口をφ6mm程度(皿ビスの頭の直径と同じくらい)のドリルでちょっとだけ削る。
テーブルに穴を開けたら、ロッドホルダー側にテーブルと同じ位置にφ2.5mmの穴を開け、φ3mmのタップを立てる。
後は、M3×8mmの皿ビスでロッドホルダーをテーブルに固定し、ロッドが当たる部分にはシリコンチューブを被せて完了だ。
なお、ロッドホルダーの両端は、ヤスリで丸く削っておいた方が安全だろう。

(3)テーブル表面の加工

表面には、三本のステーを取り付け、ウレタンシートを張り付ける。
ステーは、φ3mmのアルミ棒を必要な長さでコの字に曲げ、テーブル本体にも取り付け位置にφ3mmの穴を開ける。
そして、先にウレタンシートを必要な大きさで切り、接着剤で張り付ける。最後にステーを差し込み、アロンアルファで接着すれば、完成だ。

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