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マニアB師匠のランドクルーザー80

マニアB師匠は、元々ランドクルーザー プラドに乗っていた。黒色に全塗装され、角張ったボディデザインはそれなりにカッコ良く、コレはコレで有りだなと思っていた。
おれは、ランドクルーザープラドでは無く、ランドクルーザーが大好きであり、以前、ランドクルーザー80に乗り、その後、現在乗っているランドクルーザー100に乗り換えた。
ランドクルーザーは、オフロード走破性が高く、丈夫で壊れにくい。このことから、町から町へ移動するのに、山岳地帯や砂漠、河を越えて長い距離を移動しなければならない大陸では、途中で故障すると大変なので、壊れにくいランドクルーザーはとても信頼される人気の車である。過去にオーストラリアへ行った時、現地はランドクルーザーだらけだったので、なぜなのか聞いてみると、「ランドクルーザーは壊れない。オーストラリアではランドクルーザーを持つことがステイタスなのだ。」と言っていた。
また、「紛争あるところにランドクルーザーあり」と言われているように中東でも大活躍していることは、皆さんも知っているかもしれない。
それから、ダカール・ラリーという世界一過酷な自動車レースがあるが、テレビなどで目にするのは市販車の原型を留めないほど改造されたものか、競技用車両である。だが、あまり知られていないがダカール・ラリーには市販車無改造部門というカテゴリがあり、ランドクルーザーはこの部門で優勝、上位入賞の常連である。
このように、ランドクルーザーは名実共にキング・オブ・オフロードカーであり、そのクオリティの高さから世界中で愛されており、そして俺も愛しているのだ。
そのようなランドクルーザーのコンセプトと比較し、ランドクルーザープラドは、当時、軟派なオフローダーに人気のあったパジェロに対抗するため、軟弱な乗用車のパーツを流用するなどした、市場を意識しただけの、ランドクルーザーの名を冠することが許されないような車として存在していた。(最近のプラドは結構硬派になってきたが。)
この様な思いから、約一年前になるが、プラド所有者であるマニアB師匠に向かって「プラドはランドクルーザーではない。」と言ってしまっていた。この日以来、マニアB師匠から「末ちゃんが俺を馬鹿にする。」と事あるごとに言われ続ける事となる。
しかし、実は、それ以前からマニアB師匠は、ランドクルーザーへの買い換えを検討していたのだ。どうやら、漠然とランドクルーザーへの憧れはあったが、現実として購入を真面目に考えたことは無かったようだ。そこに、身近な所で実際ランドクルーザーに乗った俺が現れ、劣等感を感じ始め、その上プラドを馬鹿にされ、ランドクルーザーを購入せずにはいられなくなったとの事である。
ランドクルーザーの購入にあたり、マニアB師匠は、古いモデルを購入する予定だったので、中古車を買うだけではなく、しっかりとオーバーホールの出来るショップをネットで探した。見つけたショップは四国のダート・ウェイという、ランドクルーザーを得意とするショップだ。
マニアB師匠は、どのランドクルーザーを買うかと色々迷って、ランドクルーザー80に決定したのは去年の5月。この頃、ダート・ウェイに発注した。
しかし、ダート・ウェイから一向に連絡は来なかった。一体、今どういう状況なのか?車を探してくれているのか?忘れられているのか?メールで聞いてみても、なかなか返信もない。
後から分かったが、ダート・ウェイとは、そういうショップなのだ。“そういう”とは、悪い意味ではない。
話は変わるが、俺は過去に、自動車整備工場に車の不調を訴え確認してもらったが、異常ないと言われ、そのまま乗り続けた結果その箇所が故障し、多額の修理費を払う羽目になった事が何度かある。また、修理をお願いすると、技術や知識の不足から見当違いの必要ない箇所を修理して、その代金も負担させられた事もあった。これらの事だけではないが、身近な所では車の整備士として“プロ”と呼べる人には、残念ながら出会えていない。
一方、ダート・ウェイだが、そのブログを読むと、車を知り尽くし、整備には妥協を許していない。そして恐らく、あまり休む事もなく、昼夜を問わず、身を粉にして、客に満足して貰うため、使命感を持って、そして責任を持って仕事をしている。ブログでしか知らないが、プロの仕業である。
そんなこだわりのショップなので頼って来る客も多く、順番待ちの状態である。重ねて、自分のクオリティレベルに達しない限り完了しないので、場合によっては時間を要するだろう。よって、マニアB師匠に逐一報告している暇などないのだ。本人も納期の問題では無く、客の満足度だとブログで公言している。
結果的に納車は、発注から8ヶ月後、年が明けて1月の事だった。時間は要したが、納車されたランドクルーザー80は、とても20年前の車とは思えないほど美しく、程度が良い。また、丁寧に整備され、蓄積された豊かな知識からベストなセッティングが施され、恐らく、現在入手可能なランドクルーザー80としては、最上級と言っていいだろう。マニアB師匠は最高のショップを選択し、最高の車を手にする事が出来たのだ。
俺は、ランドクルーザーの中で80が一番好きだ。白の80が最高に好きだ。今回マニアB師匠は、俺の最も欲しい車を手に入れた。今後は俺が、劣等感に苛まれることになりそうだ。

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