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諸行無常 ~2015年度を振り返って~


3月に入った。日も長くなり、梅の花も開き、年度末を迎え職場内も慌ただしくなってきた。
2015年度は、まず、4月からカヤックフィッシングでヒラマサを釣ろうと油谷の海へ通った。しかし、地元の老人は「去年までは小魚も多く、大型のヒラマサも釣れていたが、今年は全くだ。」と水平線を見つめながら言っていた。
実際、我々の釣果も小さなヒラマサが数本だけであった。
秋までは、何度も萩の海にカヤックで出港したが、こちらも同様で、2014年は、ヤズ・ハマチ(ブリの幼魚)、サワラ、スズキ、シイラ、ヨコワマグロ(クロマグロの幼魚)などのナブラ(大型魚が海面付近でバシャバシャと小魚を捕食する様子)を毎回のように多数見かけており多種多様な魚を多数釣ることができたが、今年はナブラもあまり見られず、釣果もあまり良くなかった。そもそも、天気もあまり安定していなかったのか週末に風の強い日が多く、出港回数も多くはなかった。
秋から冬にかけては、室積海岸にブリを狙いに行った。2014年はブリのナブラが発生しまくりとても刺激的だったが、ここも今年はダメだった。イワシの群れは接岸しているが、それを追ってくるブリは接岸の回数が非常に少なかった。 その他にも、毎年萩沖の見島周辺で開催されている萩クロマグロトーナメントが、2015年は中止となったが、その理由は“クロマグロが回遊して来ていない”ことによるらしい。(クロマグロはそもそも資源の枯渇が危惧されているが。)また、萩の離島では、魚の加工場が開店休業状態であり、止むを得ず本土へアルバイトに出ているとのことらしいが、これも“魚が採れない”ことによるらしい。 また、冬は寒波到来と言えるものは一回のみだったが、その寒波は史上最大級であり、その他は総じて気温が高く、山の積雪量も少ないため、そして、積もっても雪崩の危険があるため、バックカントリーへは一度も行かなかった。 地球規模で見たときには、2015年春から発生し始めたエルニーニョは史上最大級と恐れられ、結果的には史上3番目の規模で12月にピークを迎え、2016年夏には終息するだろうと予測されている。 このように、我々の活動フィールドの状況は、2015年度はその前年度と比較した場合大きく異なった。エルニーニョだけが原因の全てではないだろうが、2015年度はいわゆる“平年並み”ではなかったのだろう。気象庁は「異常気象」という言葉を“過去30年の気候に対して著しい偏りを示した天候”と定義しているが、最近はこの言葉をよく聞くようになった。 そしてもう一つ良く聞く言葉は「地球温暖化」である。産業活動に伴う二酸化炭素(CO2)の排出が主要因であるとして、その削減に取り組んでいる。一方で、地球温暖化を招く温室効果ガスの主役は水蒸気(約95%)で、二酸化炭素はごく僅かであり削減してもあまり意味はないという説もある。そもそも太陽活動自体に時期的な強弱があり、地球の気温はその影響を最も受けるのだと。17世紀中ごろは太陽活動が低下し、地球は「小氷期」(ミニ氷河期)であった。ヨーロッパでは気温が低下しロンドンのテムズ川も凍っていたという話は有名で、この時期流行し多数の死者を出したペストも、暖を取るため森林を伐採し、森の小動物が減った結果、ペスト菌を持ったノミを運ぶネズミが増えたことが原因だったらしい。太陽の黒点の観測結果等から、近い将来、地球は温暖化どころかこの「小氷期」に突入するのだとする研究者もいる。 人間は、変わることを恐れ、嫌う。故に二酸化炭素の排出を削減したがる一方で二酸化炭素を排出する便利な生活は捨てたくはない。この狭間で一生懸命にもがいているのである。そして、環境は変わらない前提で生活を続けていく。 だが、もしかすると我々のもがきでは到底及ばない力で地球の気温は変化してしまうのかもしれない。それにより我々の住む環境は様々な想定外の事象が発生し、どう対応すればよいのか分からず、場合によっては命を落としてしまうこともあるだろう。 現在の日常生活ではピンと来ないと思うが“変化への対応力”、言い換えれば“生き抜く力”は備えておかなければいけないと思っている。

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