先日、西表島へ1週間の家族旅行へ行ってきた。
出発前日に発生した台風11号と12号。まだ進路も分からないのでとりあえず出発。
最初の2日間は特に台風の影響もなく、碧く透明度の高いきれいな海でシュノーケリング。水中では空を飛んでいるかのような気分で、心地よく泳げた。
西表島の南沖で発生した台風11号は、まっすぐ西表島へ向かってくる。気圧も920hPaまでに成長した。
この勢力のまま西表にやってくると、外では遊べない。ましてや進行速度も遅いため、数日帰れないことも想定される。「これはやばい!」とすぐに帰るための飛行機を手配したが空席なし。「2週間でも滞在してやる。」と開き直って遊べるうちに遊ぶこととする。
その後、台風11号は、台湾方向へそれ、勢力も1,000hPa近くまで落ち、結果的には、我々の旅行に台風の影響は一切なし。
今回の旅行で、一番印象的だったことは、島の南部に流れる仲間川をカヌーで溯上した時の出来事である。
仲間川は、下流域はマングローブの林であり、上流は、まるでジャングルの中をを蛇行するアマゾン川のようで、ワニでも出てきそうな雰囲気である。
仲間川を溯上し始めてすぐ、マングローブの中で動くものを発見した。何かと思い近づいてみると、カメであることが確認できた。
このカメは、藻の上に乗っており、我々を見て川に潜って逃げようとしているが、動くことができないようである。
より近づいてみると、ウミガメの子どもであることが分かった。どうやら、藻が絡まっているようだ。これは助けてやらなければ。
ウミガメを持ち上げてみると、黄色く細い紐が左腕の根元に絡みついている。その紐に藻がからみついて、身動きが取れなかったのだ。
紐はきつくカメの腕に食い込んで、取り除くのは苦労したが、無事完了。ウミガメは川の中へ元気に泳いで行った。
ウミガメに連絡先を教えていないが、竜宮城へはどうやって招待してくれるのだろうか?
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