テントに不快なベトベトが
MSRのハバNXを使い始めて間もなく、テント内部がベトベトしはじめ、不快極まりなくなった。
ネットで調べてみると、テント防水のために使われているポリウレタンコーティングが、加水分解することによってベトベトになるらしく、ポリウレタンコーティングが採用されている以上、免れることの出来ない運命のようだ。
解決方法
ベトベトの根本的解決は、劣化したポリウレタンコーティングを全て除去するしかない。
しかし、除去してしまっては防水機能が無くなってしまうため、改めて防水処理を施さなければならない。
ポリウレタンコーティングの除去
ポリウレタンコーティングを除去するためには、重曹を使う。
風呂の底に水を張るなどし、重曹を適当に入れ、テントのインナーを漬けておく。
数時間漬け置くと、多少、ポリウレタンコーティングが白く残っている部分もあるが、テント生地同士をこすり合わせると、全てが綺麗に除去できる。
乾燥させれば、サラッサラの気持ち良いテントに生まれ変わる。
難しい防水材選び
サラッサラで気持ち良いが、このままでは防水機能がない。
防水処理をするためには、防水材を塗布しなければならないが、問題はこの防水材の入手である。
ネットで探してみると防水材なる物が様々あるが、よく読み込んでいくと防水材と表示されているにもかかわらず、その実態は撥水材である場合が多い。
防水とは水を通さず、撥水とは水をはじきはするが水を通す。撥水は防水ではないのだ。
しかし、ネット上での商品の表現において、防水と撥水は、明確に言葉を使い分けられていないようである。
防水材の缶をよく振り、刷毛でテント底部を中心に塗る。ハバNXで言えばインナーの赤い部分だ。
陰干しで乾燥させると、防水材が白く見える部分があるが、これはドライヤーで熱を与えてやることによってほぼ消える。
最後に、縫合部にシール材を塗り込めば、完成である。
この防水加工により、計測してはいないが、若干重量が増している可能性はある。
しかし、感覚的には全く分からない程度であり、収納時の体積も増えているようには感じない。
本来は、アウターにも撥水材を塗布しなおす方が良いのだろうが、そこはまたいずれ。B型なので。
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