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楽園“沖縄” 〜西表島編〜PART1

石垣島で2泊した後、引き続き西表島に渡航した。上原港に到着すると、直ぐに“ロビンソン小屋”でカナディアンカヤックをレンタルする。ロビンソン小屋は、もう、40年もの歴史があり、西表島で初めてカヤックツアーを開催したとのこと。今では七十もの業者がいて、西表島カヌー組合なるものも組織され、一回のツアーは7人まで等、あらゆるルールが決まっているらしい。
ロビンソン小屋では、ツアーガイドが付かないパターンもある。俺はガイドが色々と語りかけて来て、言われた通りに行動させられ、決まった感動を与えられることが非常に煩わしく大嫌いだ。そこに何があるのか分からないままに冒険心を擽られ、予想に反して突然起こる事象に驚きと喜びを感じる、そして自らの力のみを頼りとし、命を落とさない範囲で能力を最大限発揮し楽しんでこそ“大自然を楽しむ”と言う事であると思っている。そこの所をロビンソン小屋は理解している。
ロビンソン小屋の主人にマーレ川のカヤック乗船ポイントまで車で送ってもらう。そのポイントには西表島カヌー組合達のカヤックが所狭しと並べてある。この光景は、秘境西表島が、観光産業の喰いものにされている様で、若干ショックを受けた。一定のルールについてレクチャーを受けた後、カヤックに乗り込み、マーレ川を下り、河口手前からヒナイ川を遡上する。
カヤックは二人乗りで、同乗した小学6年生の息子は上手にカヤックを操るので、任せて、俺はマングローブ・フィッシングを楽しんだ。良さげなポイントを見つけると、息子は絶妙な位置にカヤックを付ける。そして、マングローブにルアーが引っ掛かると、引っ掛かったマングローブに上手に漕ぎ寄せ、ルアーを回収しやすい位置にピタリと着けてくれる。大したものだ。もう、俺が教えることは何もない。
ヒナイ川には、カヤックで遡上出来る最上流部に停船場がある。そこからは、更に上流にあるピナイサーラの滝へ向かう登山道が続いているのだ。この停船場にも、カヤックがずらりと並び、ガイドに引き連れられた客達が登山道をぞろぞろと登っている。我々も同様にカヤックを停め、滝を目指す。しばらく歩くと、事前情報通りに滝がある。ツアー客達は一様に滝つぼで泳ぎ、ツアーガイドは一様に昼食のソーキそばを作っている。そのサービスを提供する側も、受ける側も、俺に否定できる権利は無いが、正直、見ているだけで嫌な気分になる。
さて、気持ちを切り替えて、交通量の多い川へ釣りをしに戻る。良いポイントがあっても、他のカヤックが近づいて来た時には、邪魔にならない様に避けて通り過ぎるのを待たなければいけない。皆の川なので当然の事だが、他のツアー客は俺がキャストしたい気持ちを抑えて待っている事など御構い無しに、俺が狙っているポイント辺りを、わざといぢわるをしてるのかと思うほどゆっくりと、しかも大声で騒ぎながら通過して行く。それをガイドも何も言わずに連れて廻っている。本気で釣りをする場合は、他の場所を選んだ方が良いかも知れない。
今回、西表島のマングローブで狙っている魚は、マングローブ・ジャックとテッポウウオだ。ネットで見ただけではあるが、マングローブ・フィッシングと言えば、誰もが釣りたい魚がマングローブ・ジャックだ。そして、誰もが知っているが、他の国の話と思っていたテッポウウオが、西表島のマングローブには住んでいて、ルアーで釣れるらしいのだ。出来れば、この二種類を釣りたい。
しかし、この時点までで何も釣れていない。果たして選んでいるルアーは正しいのか?投げているポイントは正しいのか?などなど、何も分からずに釣っているので不安になってくる。しかし、色々と考えてこの状況を打破していく事こそが釣りであり、そこに楽しみがある。
ルアーを替えてみながら、ひたすらキャストを繰り返す。すると、夕方になって30㎝程度のオニカマスが釣れた。何も釣れない時は、何が釣れても楽しいものだ。気を良くして、キャストを続けていると、今度はデカい当たりがあった。緩めに設定していたドラグが出て、全くリールを巻くことが出来ない。焦ってドラグを締めこみ、改めて合わせを入れる。その魚はゴンッ、ゴンッ、ゴンッと強力なパワーで引いてくる。『何だ、こいつはっ?デカいぞ、デカいマングローブ・ジャックかっ?』と期待に胸を膨らませた瞬間、突然ロッドが軽くなってしまった。魚に逃げられたのだ。おそらく、50〜60㎝くらいはあっただろう。逃げられはしたが、魚がルアーに食い付くか、否かでは大きな差だ。今の釣り方が0点ではないと言う事の証明だからだ。
引き続き、カヤックから川岸のマングローブの根本を目掛けてキャストを繰り返す。おそらく、対象魚はマングローブの根本に潜んでいるので、ルアーの着水直後が最も肝心な瞬間だろう。なので、着水と同時にリールを巻いてルアーを動かし、その魚達にルアーが偽物の餌だと気付かれない様に気を付けながら。
そんな感じでキャストしていた時、ルアー着水直後、濁った川の底から水面付近のルアーを目掛けて急に魚が現れた。その魚は魚体を横にし、ルアーの横からルアーをかっさらう様に喰い付いて再び濁った川の底へ消えて行った。突然の、そして一瞬の出来事で焦ってしまったが、落ち着いて合わせを入れ、リールを巻いた。上がって来た魚は、憧れのマングローブ・ジャックだ!サイズは小さいが、目的を一つ達成出来た。
まだ、テッポウウオを釣ることは出来ていないが、もう、ロビンソン小屋の主人が迎えに来る時間が迫っている。後ろ髪を引かれる思いだが、戻らなければならない。テッポウウオは、何時訪れるか分からない次の機会の楽しみとしよう。

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