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「塔の岩」登山断念

久しぶりに山に登ろうと思い、近場で面白そうな山がないかネットで探していると、萩市川上に「塔の岩」という名前の山があった。いかにも面白そうなネーミングなので、これに決めた。
一人で登るのは寂しいので、早速、マニア達を誘ってみたが、マニアAは東京へ、マニアB師匠はランクル80 に夢中、アッキーラは音信不通、ゴッツは忙しい、杉はスノボと、誰も付き合ってくれない。仕方ないので、独りで行くことにしたが、独りの登山は、事故があった場合の対応が困難になる等、リスクを伴うが、俺にとっての最も大きなリスクは、寂しさだ。
砦の岩へは、約2kmの林道を歩き、そこから1km山を歩く。山頂からは、阿武川を展望出来るらしいので、それを楽しみにしている。

林道を歩き始めると、足元には2〜3日前の寒波襲来時に降った雪が思いの外残っている。朝日に暖められた樹上の雪は、水滴となってパラパラと落ちて来る。そして、時折、ドサドサっと塊で落ちて来て、首筋に冷たい雪が入り「冷てっ!」と言ってみるが、誰も反応してくれない。寂しい。
渓流沿いの林道は、徐々に徐々に標高を上げているが、傾斜は小さく、快適に歩くことが出来る。

しかし、足元に積もっている雪は、段々と深くなっているように感じる。昨日も気温が高かったので、まさか雪が残っているとは思わなかっが、深い所では40cm程度も積もっていた。想定外の積雪に驚き、「結構スゲーなぁ。」と言いたいが、独りぼっちなので、心で言うだけに止める。口に出すと寂しくなるので。
途中から、林道を外れ登山道に入ったが、雪でどこが登山道か認識が困難である。なんとか登山道を見つけ出し、それに沿って進んだ。100m程行くと、登山道は傾斜を横切るルートとなった。そこは、気温が上がって滑りまくる雪と、その下でたっぷりと雪解け水を含んだ粘土質の土で、靴は全くグリップせず、とても立っていられない。滑ってしまえば数十メートルは滑落しそうだ。滑落すると、登ってくるのも相当な苦労が想定されるし、ケガでもしようものなら、助けを呼ばなければならなくなる。
見上げると、尾根が見え、そこを通った方が安全そうだったので、ゆっくりと注意を払いながら少し戻り、藪の木を掴みながら、何とか尾根に登った。尾根のルートは平坦に近く、歩きやすい。タヌキか何かの足跡がある。動物も歩きやすいルートを辿るのだろう。足跡に導かれながら尾根を進む。
しばらく進むと、目の前に急な登りが現れた。登れないことはないのだが、国土地理院の地図で確認すると、登った後に、急な坂を下らなければならない。そこではまた滑落の恐怖と闘わなければならないし、それが無理だと判断した時には、目の前のこの急な坂を降りて来なければならない。坂は登るより下る方が恐ろしい。目の前の小さなピークは、その周囲が全て急な坂であり、他に安易なルートも無さそうでだ。これを越えなければ、砦の岩へはたどり着けないが、砦の岩までは後500m程で、もう目の前だ。
進むのか?断念するのか?判断に迫られた。“折角ここまで来たから行っちまうかなぁ。あと少しやしなぁ”という気持ちと、“一人だから何かあるとマズイしなぁ。”という気持ちとをしばらく闘わせていた。どちらも一歩も引かない闘いを繰り広げていたが、突如、立っているだけで、足元がズルっと滑った。で、結果的には足元が滑りまくること自体にイライラする気持ちが優勝し、登頂を断念することにした。こんな登山では、誰かを連れて来ていると申し訳なく思ってしまっただろうから、一人で来たことは正解だったかもしれない。
煮え切らない登山だったため、消化不良の状態を解消すべく、やはり独りで釣りへ向かったが、ここでも射程範囲の外でナブラが出るものの、射程範囲内では全く釣れないという煮え切らない釣りのまま終わってしまった。

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