ゴッツとスーパーでラーメンとむすびを買い、木間の登山口へ向かった。とても天気が良く、秋らしい青空が広がっている。
登山道は、登山口から渓流沿いに続いていて、登り始めてすぐに、案内看板があり、登山道から外れる方向に「美祢大滝」案内されている。登山道とは違う方向で、どれだけ行けばよいのか分からないが、案内されると気にはなる。“面倒臭せぇなぁ”と思いつつも、滝へ向かった。
滝への道は、足場の悪い渓流沿いの岩場を進む。すると直ぐに小さな滝があるが、まさかこれではないだろうと先に進むと、もう少し大きな滝がある。しかし、「大滝」と名付ける程のものではないが、これ以上進むのは難しそうなので、煮え切らないままに登山道へ戻った。
そこから、急な坂を少し登ると、その後はしっとりと、そして冷んやりとした渓流沿いのなだらかな登山道が続く。登山口から2km程度進むと、渓流は細くなり、やがて源流に到達し、藪を抜けると尾根に出る。尾根を登ったり降ったりしながら1km程進めば、鯨ヶ岳の山頂に到着する。
山頂は狭く、あまり達成感は感じられない。西側に平らな岩が飛び出していて、そこから秋吉台等を見渡すことができるものの、さほど気持ちの良い山頂ではなかったので、昼食を終えると直ぐに下山を始めた。帰りは、登ってきた沢沿いのルートではなく、尾根沿いのルートで帰ってみる。
この尾根沿いのルートが曲者だった。アップダウンを繰り返し、運動不足の足は悲鳴を上げ始め、道は左右から小枝が伸び放題に伸び、足下はシダで覆われ、坂も急すぎて滑り落ちそうになる。しかも、途中でルートを見失い、藪漕ぎを余儀なくされる。もはや、下山ルートが早く終わってくれる事しか考えていない。結局、秋の行楽シーズンらしい気持ち良さを感じたのは、登り始めに登山口で青い空を見た時だけだろうか?
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