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久々のカヤック・フィッシングへ


前回のカヤック・フィッシングから、2か月ちょい。この夏は自転車ばかり乗って、一向に出向していなかった。シーズン的に良い時期を迎えているので気になっており、先週末もアッキーラと出航しようと話をしていたが台風でダメになったところだった。今週末こそはと思っていたところ、金曜日にマニアB師匠から出航の誘いがあり、翌朝7時に現地集合することにした。
そして当日、マニアB師匠は寝坊で遅刻して来た上に、現地に到着すると、新調したおもちゃのJimnyで遊び始め、全然釣る気がない。

ひとしきり遊び終わると、いよいよ出航した。出航するとすぐに、目の前にナブラが現れた。釣る気が無いはずのマニアB師匠はナブラめがけてルアーを投げると、一投目でヤズを釣り上げた。俺も負けじとナブラにルアーを投げるが、全く反応してくれない。しかし釣る気が無いはずのマニアB師匠はその後、2投目、3投目を投げ、それぞれ百発百中でヤズを釣り上げた。
この日の天気は曇りで秋晴れのような気持ち良さは無いが、お陰でとても涼しい。風も波も無く、海はとても静かだ。なので、ナブラが少々遠くで発生しても、海面の音ですぐに分かる。あちらこちらでナブラが発生しているが、離れているとカヤックを漕いで行こうとは思わない。近くでナブラが発生するのを待ちながら、ジギングをしていた。
しかし、ジギングに反応してくるのはエソやフグだけである。釣る気が無いはずなのにヤズを3本釣っているマニアB師匠は、雑魚ばかり釣る俺を小馬鹿にしていたが、ちょうどその時、やや大きい当たりがあった。

マニアB師匠「またエソなんやないん?」
俺「いやいや、そんなわけないっすよ。まあまあ引いてますよ。」
マニアB師匠「大きいエソやろ。」
俺「いやいや、エソなら相当立派なエソっすよ。」
上がってきたのは、相当立派なエソだった。

マニアB師匠は鯛が好きであり、何故かスズキを嫌う。マニアB師匠はナブラ待ちの間、魚探に何の反応も無いのにタイラバで釣りを始めた。すると直ぐに大きな当たりがあった。マニアB師匠はスズキだろうと言う。スズキであれば、マニアB師匠は釣り上げるとすぐにリリースしてしまうので、釣り上げたところで写真を撮っておこうと思い近付くと、なんと立派な鯛を釣り上げていた。釣る気が無いはずなのに。
その後、幾度もナブラに出会いながら、やっと俺もヤズやサゴシを釣ることができた。
半日の釣行であったが、二人合わせると近年には珍しい量の釣果があり、十分に楽しめた。ナブラも多く、今シーズンは魚影が濃いのかもしれないと思わせる状況であったので、初冬にかけて自転車ばかり乗って出航しなかった日々の埋め合わせをして行こう。

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