異常気象
6月末から7月上旬にかけて、まとまった雨が降り、西日本を中心に災害が発生し「平成30年7月豪雨」と命名された。おそらく、この時には我々がいつも行っている穏やかな渓流も激流と化していただろう。しかし、雨が上がるとこんどは連日の猛暑日。この様な目まぐるしく極端な天候を異常気象と呼んでいるが、これは、人間の記憶又は記録と比して異常とするものである。長い地球の歴史から考えた時には、昨今、人類が異常とする気象とは比にならない過酷な気象条件下にあったこともあるだろう。
つまり、平穏な“常”を願望する我々が対比として使う言葉が“異常”であって、諸行無常こそが本来の“常”であるとするならば “異常”という言葉は成り立たない。そういった認識が今こそ必要なのだろう。
渓流の誘惑
豪雨から約10日が経過し、もう激流もおさまり、ちょうど良い水量となっている頃ではないかとの読みと、連日の暑さから逃れたい思いから、避暑を兼ね、マニアAと渓流へ行くことにした。ところが、前日になって、マニアAが発熱で釣行できなくなったとの連絡が入った。マニアAも猛暑の中、平成30年7月豪雨の対応で激務に晒され、もう若くない体に堪えたのだろう。
俺一人で行くのも寂しいが、やはり涼しい渓流へ逃避したいし、魚も釣りたい。
単独釣行
涼しくって、渓流を独り占めできて、釣れまくって、快適で楽しい一日の到来を根拠もなく予測しながら、薄っすらと朝霧が立ち込める林道を目的の渓流へ向かう。ところが、先日の大雨にも関わらず、水量は少なく、全く釣れず、思ったほど涼しくも無く、とにかく寂しい一日だった。
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