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眼鏡橋

骨折も完治し時間もできたので、リハビリがてらMTBでサイクリングへ。
今日は海岸沿いのお気に入りコースで、三見まで行くことにした。目的地は「眼鏡橋」である。
「眼鏡橋」は登録有形文化財で、近くの主要道路に案内板が出ていることは知っていたが、今までわざわざ見に行くことはなかった。

まずは、海岸沿いを西へ走る。萩三隅道路が供用されたので、このルートは旧道の旧道って感じで車はほとんど通らない。
海を見ながらのんびり走り、軽く峠を越えると、もうそこは三見。

いよいよ目的の眼鏡橋を探す。だいたいの位置は分かるし、三見は小さな漁村なので、川を見つけ沿って溯上すればきっと見つかるはずである。
渓流沿いの軽トラが一台通れる程度の道に入る。ここからは未体験ゾーンだ。アスファルト上には越流時のものと思われる砂や小石がそのまま放置されている。
全く人の気配を感じないが、沿道はよく手入れされた田畑で、道の脇の地蔵には花も手向けられているので利用者がいないわけではなさそうであるが、誰も困らないのだろう。
さて、どこまで行けば目的の「眼鏡橋」があるのだろうか?と思った瞬間、目前に現れた。
直線的で武骨な反面、アーチの曲線は美しく、時代を感じさせる石造りの構造物を蔓植物が覆うさまはラピュタを連想させる。

正式名称は「三見橋」(通称「眼鏡橋」)で、赤間関街道北道筋の交通の向上を図るために明治26年に完工されたとのこと。約120年前に作られたのだ。

橋の脇には、お手製の小さな展示ブースのようなコーナーがあり、地元民のこの橋に対する熱い想いが感じ取れる。


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